どーも‼いちパパです‼
今日は現役救命士でもある私が思った、救命士になるメリットをご紹介します。
救命士になるか迷っている。そんな人の参考になれば幸いです。

救急救命士と聞くと、出動が多い、寝れない、疲れる、そんなネガティブなイメージも聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、救命士となることで得られるメリットはもちろんあります。
4つにまとめましたのでご覧ください。
救命士になることのメリット
感謝の言葉
昨今火災件数は少なくなっている傾向にあります。


私は昨年7件程の火災に出動しましたが、これでも私の消防署では多い方です。
人によっては何年も火災現場に行っていない人もいます。
では、救急の出動回数はどうでしょう?
私は今年約300件の救急に出動しました。その差は歴然ですね。
消防士となれば、感謝の言葉を頂く機会はあると思います。
しかし、出動回数の多い救命士は一般の隊員よりも、多くの感謝の言葉を頂いています。この言葉はやりがいにも繋がり、成長の糧になるでしょう。
現場の経験値が上がる
私は田舎の消防署で働いていますので、専任の救助隊や救急隊はいません。
どんな災害にも車両を乗り換え、駆けつけなくてはなりません。
先述した、火災件数と救急件数を比べると分かるように、救急出動がほとんどです。
もはや、消防の業務のメインが救急ですね。
私のような救命士の資格を持っていると、必然的に救急の件数が一般隊員よりも多くなります。
そして、現場経験も積み経験値が上がります。
この経験値は実際に現場を積まないと得られないものです。
私の職場の救命士をみていると、救急の現場以外でも冷静な判断を下す人が多い印象です。
私もよく後輩に「なんでそんなに冷静なんですか?」と言われます。
救急の現場では、冷静に観察し、適切な判断、適切な処置をして病人を搬送しなければなりません。
その時間は約10分・・・この短時間で、何がこの人に起きていて、どうなるのかを推測しなければならないのです。
一方、一般の消防士に多いのは、出動に慣れていないので、イケイケドンドンの方が多くいらっしゃいます。
火災現場ではアドレナリンがドバドバで、よく怒鳴り散らしているのをよくみかけます。
自分に余裕がないことを、周りに知らしているのでしょうか?ww
それに比べ、救命士はどんな過酷な現場でも、常に冷静でいます。
ただ、ほんとにやばい現場では、冷静を装っているときもたまにあります。
自分の中で盛り上がっているなーと感じるときは、「冷静に、冷静に」と呪文を唱えるのを忘れません。
消防の活動は、一つとして同じ現場はありません。
だからこそ、経験が生きるのです。
様々な経験を積んでいる救命士は、火災や救助活動でも頼りになる存在になるでしょう。
また、救助隊になりたいと思っている方でも、救命士になり、医療の知識をつけることができれば、実際の現場でも生かすことができます。
救命士で救助技術の持った隊員は現場でも重宝されるでしょう。
給料が上がる
私の職場では救急一件700円です。
今の所属では、救命士1名あたり月に約20件救急にいきます。
20件✖︎700円=14000円
これが、月の基本給の他に入ってきます。
また夜の出動では時間外手当がつく事があるため、月に2万程プラスされます。
これだけで、一般の隊員より多くの収入を得ることができます。
都市の消防では、出動件数も多いので、その分多く稼ぐことができるでしょう。
しかし、仮眠もままならないので、自分自身の身を削ることになります。
それに比べると、田舎の消防では適度に出動があるので、私はこちらの方が好きです。
自分の身を削ってまで、仕事はしたくないので・・・
しっかりと消防の試験を受ける際には、手当関係や出動件数を調べて後悔しないようにしましょう。
東京生活が味わえる
実際には救命士になる前になりますが、消防士として働いている場合、救急救命士となるには、養成所に行くことになります。
その一つに私が行った【エルスタ東京】があります。

ここは、控えめに言って最高です。
田舎の消防から大都会「東京」に行けるだけで、ワクワクしました。
この養成所生活は半年間なので、家族がいる私は、家族を田舎に残し、単身東京生活でした。
本当に妻には感謝しかありません!2人の子供を、1日面倒をみているだけでも大変なのに、半年間も、、、
頭が上がりません!
感謝しろよ‼
また、お金の面でも負担をかけました。
その額、100万円です。
「一生の思い出を作ってきて」と快く出して貰いました。
その甲斐あって最高の東京ライフを味わう事ができました。
私の職場ではエルスタに行ったみんなが、口を揃えて言います。
「国試がなければもう一度行きたい」と・・・
勉強して、エルスタを迎える事ができれば一生の思い出となります。
現役の人はこれだけでも、救命士になる価値はあると思います。
救命士になってからは、大変なことは多いですが・・・

東京に行く前には、しっかりどこに行きたいか決めておくことをおすすめします。
まとめ
救命士になるメリットをご紹介しましたが、参考になりましたか?
救命士として働くことは、やりがいにも繋がります。
現役の人は現場では重宝され、稼ぎもUPします。
大変なことも多く、責任も付いてまわりますが、それ以上にメリットは多いと感じています。
場所は違えど、救命士として一緒に働ける日が来ることを待っています。
最後まで読んでもらい、ありがとうございました。
では、今日はこのあたりで・・・
